New role for Ichiro

イチロー実質引退発表を受けて綴る1ファンの思い。妥当な選択、そして感謝

今朝の3時、とある情報が通知としてiPhoneに飛び込んできました。

あまり英語が読めない自分でも、
「今季は選手として出場しない」
と書いてあるのはわかりました(^^;

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京都市左京区下鴨を拠点に活動する税理士です。
出身も左京区で、2年ほど大阪に住んでいた時期を除くとずーっと京都在住。
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ついにこの日が来た。でも覚悟はしていた

そして、またたく間に広がった「イチロー実質引退」の報。
イチローがマ軍特別補佐に GM「長期にわたりマ軍にとどまることが目的」 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―

「メジャー契約を解除し、球団の特別補佐に就任。今季は選手としてはプレーしない。」
チームが出した情報を単純に読めばそうですが、これが実質引退を意味することは明らかです。

ただ、このニュース。
1ファンとして、正直言って驚きはないです。
彼のメジャー契約を解除するという決断を下したチームの判断は妥当だと思っています。
なぜなら、今季のここまでの彼は力の衰えが顕著だし、今の彼はメジャーに居るレベルには無いと感じていたからです。

シアトル復帰直後は今月の遠征を画策していましたが…

実は、シアトルに復帰が決まって↓この記事を書いた頃は、シアトルに試合を見に行く気満々でした。

具体的な日付まで考えていて、今月中旬(現地5/15〜20)の地元シアトルの6連戦のうちの何日かを、と思い、航空券の空き状況などもチェックしていました(^^;

ただ、開幕してすぐにそのプランは自分の中で消滅しました。
理由は、
「このままじゃその頃にはロースターから外れている可能性大」
と感じた
からです。

なんせ、最初の数試合は活躍したけど、それ以降は衰えが顕著でしたからね。
最近はフライですら外野にろくに打球が飛んでいなかったし…。
今季は「彼あんなに痩せてたっけ?」と思うぐらい、ファンの目から見ると筋肉の張りも欠いていて。(特に下半身)
やはり、契約が長引いたことや、チーム合流後に右ふくらはぎを怪我した影響も大きかったんじゃないかと。

なので、自分の中では、
来るべきときが来たな、ただ、数日早かったな(現地6日に大谷と対戦した後に解雇だと思ってました(^^;)、と冷静に受け止めています。

イチローもこの日が来るのは覚悟していたようで…。

「マリナーズと契約してから今日まで毎日が僕にとってギフトを贈られたというかハッピーでした。今日もそうですがとにかくハッピー。毎日セーフコフィールドに来る。家からの道のり、帰り道。ユニホームを着ている時間。毎日、かみしめていました。それが終わってしまうのかと考えた時に提案をいただいた。こんな形を取ってくれた。信じられないことですよ」と球団に感謝した。

引用元:イチロー会見「喪失感ない。野球の研究者でいたい」 – MLB / 日刊スポーツ

「やっぱあんたもそう思ってたんやね」
という気持ちです…。

「メジャーがダメだから日本へ」はありえない

あと、巷でよく言われる
「メジャーがダメなら日本に復帰」
も私は無いと思っていました。

彼は常々、
「メジャーがダメだから日本でとか、そんなに日本のレベルは低くない」
という趣旨の発言をしています。

多分、最初から
「メジャーで通用しないのであれば日本でも通用しない=メジャーで現役を終える」
というつもりだったハズです。

びとう

あと、日本に復帰しようにも、かつて彼がいた球団(ブルーウェーブ)はもう無いですしね。
(と、ブルーウェーブ(現合併球団とは別モノです)のファンとしては思いたい。)

そもそも超異例だった「メジャー契約」

今季に関しては、そもそもメジャー契約自体が異例でした。

メジャーリーグが日本のシステムと決定的に違うのは、向こうでは、メジャー契約の選手をマイナーに行かそうと思ったら、「契約を解除する=解雇する」ことが必要な点です。
それ(シーズン中でのマイナー落ち)が十分あり得る状況にも関わらずメジャー契約をしたということは、おそらく、初めから(少なくともチームの中では)今回の流れはプランの中にあったんじゃないでしょうか。

現実的な「現役復帰」は来季の「1日契約」しかない?

もう一度今回の発表を整理すると、

  • メジャー契約を破棄してロースターから外れる。
  • ただ、マリナーズから退団はせず、顧問として球団に残る。
  • この契約は2018年の1年限り。
  • その後は決まっていないものの、球団は「終身契約」を希望している、とも。

という状況のようです。

来季以降の契約が未定だからといって、「来季選手復帰の可能性も!」という報道は個人的にはやりすぎだと思います(^^;

だって、
メジャーで選手として契約してくれる球団はもはやマリナーズしかいないのが現実だし、
今選手としてクビを切ったマリナーズが来季選手として彼を雇う可能性は低いだろうし、
だからって、彼自身もマリナーズから出るつもりはないだろうし。

選手としての復帰の可能性があるとすれば、
来年3月に行われるマリナーズの日本ツアー中のどこかでの「1日契約」しかないかな、と。
そして、その日にイチローの選手としての区切りのセレモニー(名前は「引退式」ではないとしても)が行われる。

巷では「メジャーの開幕戦でそれをやるのでは」という説が流れていますが、
開幕戦は対戦相手のアスレティックスの主催ゲームなので、
個人的には、マリナーズ主催のオープン戦のどこかでセレモニーゲームが組まれるのでは(しかも対戦相手はオリックスになるのでは?)と予想しています。

そのゲームを神戸でやってくれたら…までは期待しすぎかな(^^;
でも、もしそうなれば、そこはなんとしても見に行きたいですね。
チケット取れるかなぁ…。

2019.1.24追記

実際にはここで予想した以上の形(選手としてロースターに入る形での現役復帰)で日本開幕戦に臨むことになりそうです。
【2019MLB日本開幕戦】18年ぶりの生イチローへ、いざチケット入手!

27年目に迎えた大きな区切り

彼がプロ入りして今年で27年目。
彼はブルーウェーブ入団当時からファンにとっては期待の星でした。
そして、そこからの数年間はまさに劇アツな活躍でした。

  • 92年、ルーキーイヤーにジュニアオールスターでMVPを獲って
  • 93年、首脳陣と合わなくて不遇の1年を過ごして
  • 94年、仰木監督の元で素質が開花して年間210安打の新記録を樹立して
  • 95年、阪神淡路大震災の年に首位打者&打点王でブルーウェーブの初優勝に貢献して
  • 96年、彼のサヨナラヒットで悲願の地元リーグV&巨人を破って日本一を達成して。

その後の活躍は皆さんもご存知のとおりなのでもう書きませんが(^^;
彼のような世界的な名選手があの田舎の不人気球団から誕生するという奇跡を目の当たりにできた。
これは自分の中では一生忘れられない思い出です。

彼のおかげで、ブルーウェーブ消滅でポッカリ穴が開いた「野球好きな心」をメジャーで埋めることもできました。

とにかく、感謝、感謝です!!

【追伸】
私がメジャーで彼のベストパフォーマンスだと思っている、2009年のリベラからの逆転サヨナラホームランをマリナーズのInstagramがシェアしてくれてる!
このプレー、大好きです、ホント。

Legendary. #TBT

Seattle Marinersさん(@mariners)がシェアした投稿 –

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