6月23日から、イチローがブランドパートナーを務めるSMBC日興証券さんのYouTubeチャンネルで「おしえて!イチロー先生」というコンテンツが公開されています。
↓特設サイトも開設されています!
去年3月の引退以来、いつまで経っても「イチローロス」から抜け出せないワタクシのような人間にはこれは見逃せないコンテンツ!
というわけで、公開から1ヶ月、暇さえあれば見ています(^^;
と思ったので、この記事では、公開されている全27本の動画の中から私がおすすめする10本を
【おすすめ動画10選】と題して紹介してみます!
「こーゆーのって普通は3選、多くても5選でしょ」なんて言わないでください(^^;
(これでも絞るのに相当苦労したんですよぉ)
この記事の目次
何を言うかよりも誰が言うかが大事
まず紹介するのは、いかにもイチローらしい「リーダー論」が垣間見える1本です。
「うるさい人を静かにするにはどうしたらいいですか?」
「生徒会長だから言うことを聞く、ということはない。普段どんな態度をしている誰が言っているのかが見られている。」
「立場ではなく、『あいつが』静かにしろと言うんだから俺たちも静かにしなきゃな、と思わせられるか。」
「何を言うかよりも『誰が言うか』が大事。」
現役時代、どんなときでもストイックに準備をし続けた彼だからこそ言える言葉でしょう。
一生懸命取り組んでいればやりたいことが見えてくる
次も、彼が現役時代から一貫して言い続けてきた言葉です。
「夢が決まっていないまま、進路を決めてもいいですか?」
「自分の夢がまだ見えていなくても、一生懸命取り組んでいればそれが見えてくる。」
「迷っている・見つかっていない状態というのは実はいい状態なんじゃないか。」
「いろんな体験をすることでしか(それは)見えてこない。」
たとえ目標を見失っていたとしても、
今自分ができることに一生懸命に取り組んでいれば、それが見えてくる。
悪い状態と思う必要は無い。
質問をしていたのは小学生ですが、我々大人にも刺さる話です。
一度はやってみることが大事
「いろんな体験をした方が良い」と説いているのはこの動画も同じです。
「無理をしてでも、友達の輪に入るべきですか?」
「無理する必要は無いけど、
自分がやりたいことだけ好きなようにやっていればいいかというとそれはまた違う。」
「一度入ってみていろんなことを体験してみるのはすごく大事。最初から完全に閉ざすことはしてはいけない。」
これは私も心がけています。
最初からよっぽど違和感があるなら別ですが、基本は「まずはやってみる」ことが大事かな、と。
辞めるのはそのあとでも判断できますし(実際それで辞めたこともある)、やってみて「意外と良かったな」と思うこともありますからね。
「やらずに後悔よりもやって後悔」です。
(特に個人事業主は)
大人になるとやりたくないことをやらなきゃいけなくなる
「好きなことだけやっていればいいわけじゃない」という話はこの動画でも出てきます。
「宿題のある意味ってなんですか?」
「大人になるとやりたくないことをやんなきゃいけなくなる。」
「『やりたくないことはやらない』となったら社会で生きていけない。」
「やっぱり、好きなことばっかりやってると、世の中ではなかなか、社会人になったら難しくなると思う。」
↑コレは子供から「なんで好きでもない宿題をやらなきゃいけないんですか?」と聞かれたことに対する答えなんですが、
これって、我々にもグサグサ来る言葉じゃないですか?
(そう思うのは私だけ?(笑))
この動画は
「自分って、このままでいいのかなぁ…。」
なんて思ったときに見るようにしています…。
「好きを仕事にする」とは「好きが好きでなくなる」ということ
お次も「好きなこと繋がり」ですが、上の話とはちょっと毛色が違います。
「お寿司屋さんを開きたいけど、どう思いますか?」
「好きなことを仕事にすると大変なことがほとんどで、心から楽しめなくなる。」
「それを受け止めて頑張れるかどうかは、『それが心から好きかどうか』で左右される。」
「もう一度野球選手になりたいかと聞かれたら『やりたい』とは言えない、というのがプロの世界だということは知っておいてもらいたい。」
この話は去年3月の引退会見でも出てきました。
「大変な責任が伴うため楽しめなくなるのがプロの世界」というのは、ホントそうだなと。
だから自分も最近税理士業が…(略)
逆に、講師業がいつまで経っても楽しいのは、まだまだプロ意識が足りないことの現れなのかもしれません(^^;
2006年や07年には日本に戻ることを真剣に考えた
お次は、イチローが現役時代に抱えた「とある葛藤」を吐露した、ある意味貴重な動画です。
「自信をなくしたことはありましたか?」
「野球に関して自信を失ったことはないが、それを取り巻く環境への対応に悩んだ時期があった。」
「2006年や2007年はそこが嫌になって日本に戻ろうと真剣に考えた。同じユニフォームを着ていてもほぼ全員が敵だったので。」
「でもギリギリで踏みとどまって良かった。たとえ辞めたいと思っても、可能であれば一度は踏みとどまってみるべき。」
2007年といえば、マリナーズと結んでいた2004年からの4年契約の最終年だった年。
その後もチームと契約を延長するのか、その前年あたりから模索していたということでしょうね。
結果的に、この年の7月にはチームとさらに5年間の契約延長に合意するわけですが、
もしこのとき神戸にブルーウェーブが存在していれば、それも果たしてどうなっていたか…。
喜んでいる姿を相手に見せるのは無粋なこと
お次は「ザ・イチロー」なプレースタイルの根底にある考え方を説いた動画です。
「感情を抑えるにはどうしたらいいですか?」
「感情的になったら必ず負ける。冷静な奴には敵わない。」
「ヒットを打てばもの凄く嬉しいけど、だからって、相手の選手に『あいつこんなヒットで喜んでるよ』と思われるような選手は底が知れてつまらない。」
「(2009年WBC決勝のタイムリーヒットについて)相手にとって一番の屈辱は僕が喜ぶことではないと考えた。」
「目の前に起きたことのその先を考えると割と冷静になれる。」
カッカしやすい性格なので、大変勉強になります(^^;
大嫌いと言われたらゾクゾクする
次の動画はネット上でも話題になりました。
「他人から嫌われるのは怖くないですか?」
「僕、他人から嫌われるの大好きなんですよ。だってその人たち、僕に対するエネルギー、ハンパ無いでしょう?」
「興味がない、無関心が僕にとっては一番辛いんですよね。」
「だから、『大っ嫌い』って言われたらゾクゾクするんですよ、僕。」
実はこの発言(特に「興味がない、無関心が僕にとっては一番辛い」という部分)は現役時代から彼が一貫して言い続けていることなので、
ファン的には「でしょうねー」って感じですが、まぁ、「ゾクゾクする」は凄いですよね(^^;
イチローがイチローであるために必要なメンタリティという感じもしますが、
一般人でも、これぐらい割り切っちゃう方が良いときもありますよね。
(特にネット上の批判に対しては)
46歳で見た目が20歳のままというのは残念な状態
最後の2本は仕事論やプレースタイル論からは少々離れますが、個人的にグサっと刺さった動画です。
まず1つ目は…、
「老いることをどう思いますか?」
「今46ですけど、20歳と同じ肌ツヤとか見た目だったら、残念ですよ、それは。」
「やっぱりそれなりに『年を重ねたんだな』という雰囲気は欲しいですよ。特に男の人には。」
「見た目は変わっても、出てるエネルギーは衰えたくないですよね。」
これもいかにも彼らしいというか。
変に年齢に抗うことはしない、という。
自分も「いい感じの年の取り方してるよね」とか言われるようにいろいろ気をつけよう。
(食事とか運動とか含めて)
昔は親を憎んだけど「一朗」という名前自体は悪くない
最後に紹介するのはこの動画です!
「本名はなんていうんですか?」
「『すずき』で『いちろう』は最悪でしょ!親を憎みましたよ僕は。」
「皮肉なもので、『イチロー』だったからみんなに覚えてもらえたというのもある。違う名前なら覚えてもらえたかな?」
「僕は『一朗』だけど次男なんですよ。それはちょっといいなと思ってる」
「イチローだからこそ覚えてもらえた」
「次男なのに一朗という名前はなんだか悪くない」
改めて、「一朗」と名付けてくれたチチローさんと、
「イチロー」を世に出してくれた仰木監督&新井コーチに感謝ですね!
「おしえて!イチロー先生」のまとめ
以上この記事では、「おしえて!イチロー先生」シリーズの中から私的おすすめ動画10選をお送りしました。
他にも、夫婦や家族について語っていたり、
イチローも自分と同じレベルの潔癖症だった!?(なんか嬉しい)なんて動画もあったりします。
全ての動画は↓こちらから確認できます。
全部で27本といっても、1本あたり1〜2分程度なので、40分ちょっとの時間で全部見れちゃいます。
どうぞお時間のあるときにでもご覧いただければ!
個人的には、いつもカットをお願いしている美容師さん(もちろんイチローファンではない)が、こっちが話題にしたわけでもないのに
「全部見ましたよ!一度見始めたら見入っちゃって!」
と向こうから言ってくれたのが嬉しかったり(^^;
前編・後編も公開中!
また、このシリーズには「人生100年 イチロー人生すごろく」という、去年11月に公開された前編もあります。
さらに、2021年には「もしもイチローが社長だったら!?」なるシリーズも公開されました。
こちらも是非チェックしてみてください!
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こんだけ見てるんやったら、これをブログネタにするのもええんちゃうん??
(てか、他の人にもこの動画を見て欲しい!)