京都府立京都学・歴彩館の外観

「京都府立京都学・歴彩館」潜入レポ。京都関連の調べ物や自習にオススメの施設

私の事務所の近所に最近気になる施設が完成しました。
その名も「京都府立京都学・歴彩館」

すぐそばに少し前まであった「京都府立総合資料館」が移転して新たにできた施設のようです。

私自身、府立総合資料館には学生時代に何度か京都関係の調べ物をしに行ったことがあります。
その施設がリニューアルしてできた施設ということで、気になったので潜入してきました。

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京都の税理士びとう
京都市左京区下鴨を拠点に活動する税理士です。
出身も左京区で、2年ほど大阪に住んでいた時期を除くとずーっと京都在住。
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2017年4月にグランドオープンしたばかりの施設です

京都府立京都学・歴彩館は京都市左京区の北山にあります。
市営地下鉄烏丸線北山駅から下鴨中通りを南に歩いて約5分、京都コンサートホールと府立大学のちょうど間あたりです。

【京都府立京都学・歴彩館】
住所:〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町1-29
開館時間:(平日)9時~21時 (土日)9時~17時
入館料:無料

私の事務所からも西にまっすぐ5分ほど歩いただけで行けちゃう距離だったりします(^^

今年(2017年)の4月28日にグランドオープンしたばかりだそうで、ピッカピカです。
歴彩館外観

たくさん税金が使われてそうな感じですね。ま、別にいいんですけど。

中は撮影禁止なので、以下、中の様子は文章で紹介します!

1階は自習室などの「交流フロア」

施設は2階建てです。
1階は「交流フロア」と銘打たれていて、

  • ラウンジ(休憩スペース)
  • 展示室(京都絡みの展示をやってました)
  • 小ホール
  • 大ホール
  • 学習室(=自習室)

などがありました。
意外と人が多くて「何目当てやろ?」と思ったら、みんな「学習室」に自習しにきている様子。

今は夏休みなので、小学生から大人まで幅広い年代の人が来ていて、私が行った午前11時の時点では学習室はほぼ満席。
奥にある小ホールまで自習室として解放されていました。

多分、今の時期は開館(9時)直後に行かないと「学習室」の席の確保は難しいでしょうね。

私は家でしか勉強できないタイプなので無理ですが(税理士試験も絶対に家でやる派でした)、無料だし、「家で勉強できない派」の人にとってはいい場所ができたんじゃないでしょうか。

ホールの利用は「京都の発展と振興につながる用途」限定

ちなみに、今日は自習室として使われていた「小ホール」は外の壁が全面ガラス張りなので、中で何をやっているか外から全て丸見えです(^^;

レンタルもできるみたいで、しかも施設使用料も結構割安(小ホールで午後の時間帯で20,400円)ですが、利用目的が

京都における文化の発展と学術の振興につながる「講演会」、「シンポジウム」、「セミナー」などの会場としてご利用いただけます。

引用元:大ホール・小ホール(会議室)|京都北山に位置する総合学習施設、京都学・歴彩館

とのことなので、私みたいなのが自主開催のセミナー会場として利用するのは難しそうです(^^;

旧総合資料館は2階の一角に

かつての総合資料館としての施設は2階「探求フロア」の一角に「京都資料総合閲覧室」という名前で存在しています。

京都関係の書籍や資料がたくさん並んでいて、京都の住宅地図や都市計画図、地域の歴史を紹介する地誌などが置いてあります。

職業柄個人的にツボだったのが、昭和42年から平成8年までの「路線価設定地域図(土地の相続税を計算するために使う地価が載っている地図)」が全て置いてあったこと!

昭和42年って、今からちょうど50年前ですからね。
そんな昔の路線価図が見れるなんて貴重!!
いろいろ見て楽しんでたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。
(バブル期の地価って今の4倍以上もあったんですね。凄すぎる…。)

昔の総合資料館に比べると、スペースが狭くなって蔵書数もぐっと少なくなっているような気もしましたが、京都について調べたい場合はひとまずここ、という位置付けは変わってなさそうです。

府立大学・府立医大の附属図書館も

ほか、2階フロアは京都府立大学や府立医科大学の附属図書館も併設されています。
(というか、スペース的にはこっちの方がメイン扱いと言ってもいいような。)

大学の学生や教職員はもちろん、我々一般人も利用自体は可能なようで、私も中をぐるぐると見て回りました。
税務関連の書籍が何か置いてあるかなと探してみたんですが、残念なことに全く置いてなかったです…。

外観の写真いろいろ

中をひととおり見た後は外に出て、施設の外観を手持ちのデジタル一眼で撮ってきました(^^

正面ではなく、南の入り口を出たところから撮った1枚。
こうして見るとなかなかオシャレな建物ですよね。
南入口から

京都学・暦彩館の西側に立つ「稲盛記念会館」
建築に際し稲盛和夫氏から20億円の寄付を受けたとか。
稲盛記念会館外観

稲盛記念会館の奥には京都府立植物園の「北泉門」があります。
こちらも今年の4月27日にオープンしたばかり。
入ったらすぐにあじさい園(この記事の写真を撮ったところです)があります。
京都府立植物園の北泉門

ぐるっと正面に戻ってきました。
歴彩館駐輪場付近から

真正面からの歴彩館外観

こんな立派なのがせっかくできたんですから、京都府民の皆さん、積極的に利用していきましょう!

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