先日、Nikonの単焦点Zレンズ・NIKKOR Z 40mm f/2を購入しました。
ZレンズではNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3に続き2本目です。
ミラーレス機(Nikon Z 6II)に乗り換えてから2ヶ月も経たないうちに早くも2本目。
しかも、焦点距離が↑コレと微妙に被っているこのレンズをわざわざ買った理由は…。
タイトルにもあるとおり、10/5に実施されたレンズの値上げです。
価格改定、ならびに一部製品オープンプライス化のお知らせ | ニコンイメージング
という流れで気づいたらポチってました(^^;
とはいえ、興味がないレンズなら値上げを理由に駆け込みで買ったりなんてしません。
元々単焦点レンズ好きな自分にとって、
コスパ最強と言われるこのレンズは「欲しいリストの筆頭」だったので。
その辺の話から実際に使ってみてのファーストインプレッションまで、このレンズの印象をまとめてみます。
この記事の目次
NIKKOR Z 40mm f/2を買った理由
上で「NIKKOR Z 40mm f/2は欲しいリストの筆頭だった」と書きましたが、その理由は?
ひとことで言うと、標準域の明るい単焦点Zレンズが欲しかったからです。
AI AF Nikkor 35mm f/2Dの後継レンズが欲しかった
上にも書いたように、私は元々単焦点レンズが好きで、一眼レフカメラ(D500)時代はAI AF Nikkor 35mm f/2Dを使っていました。
が。Z6IIに乗り換えたことで、AFが作動しないこのレンズは必然的にお蔵入りに。
その時点から、「標準域の明るい単焦点レンズ(しかも小さくて軽い)」という同じキャラクターを持つNIKKOR Z 40mm f/2は「欲しいリスト」に入っていました。
焦点距離40mm(DXフォーマットなら60mm)というのも、
35mm換算で52.5mmだったAI AF Nikkor 35mm f/2Dとだいたい同じでちょうどいいので。
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3の望遠端のボケ味が不満で…
また、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3はよく写るレンズではあるものの、
望遠端の撮影に関しては正直萎える部分がありました。
なんと言っても、焦点距離50mmでの開放F値が6.3というのが…。
自分が風景写真などで絞って撮るときのF値がだいたい8なんですが、6.3ってほぼそれと変わらんやん、っていう(^^;
実際撮ってみても、AI AF Nikkor 35mm f/2Dのイメージが残っている自分には「?」となる場合が多い。
これじゃあ単なる記録画像やん…。
てなわけで、やっぱりこれぐらいの焦点距離の明るい単焦点レンズは欲しいよねとなりました(^^
NIKKOR Z 40mm f/2到着からの開封の儀
そんなこんなで我が家にやってきたNIKKOR Z 40mm f/2です。
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3と兼用の純正レンズケース・CL-C4も合わせて買いました。
これで両方持ち運びができますね。
シンプルな梱包だったので開封の儀もあっさり終了。
ご生誕なさいました。ようこそ我が家へ!
マウント部分はこんな感じ。
チープという声も見ますが、個人的にはそんなに気にならないですね。
(この価格帯のレンズを見慣れてるので笑)
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3と並べてみました。
この状態でも40mm f/2の方がコンパクト。
もちろん、(右のレンズのように)ここからビョーンと伸びたりもしません(^^;
重さはNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3が210gなのに対して
NIKKOR Z 40mm f/2試し撮り(作例いろいろ)
そのまま近所の京都府立植物園で試し撮りしてきました!
10月初旬なので、時期的にはコスモスが咲き始めた頃です。
逆にボケすぎぐらいのボケ味。いいっすねー。
↓どこまで寄れるか試してみた1枚。
花が風に揺れるのでなかなかうまくピントが合わず(^^;
レンズのせいではないのでご安心を(^^
Z6IIの初撮りのときと同じ大芝生地にきました。
あのときはNIKKOR 20mm f/1.8Gで撮りましたが、
レンズ&フィルターが変わるだけで撮れる写真の雰囲気もだいぶ変わりますね。
Nikon Z 6IIで初めてのミラーレス。買ってよかった&微妙な点をまとめてみた
京都府立植物園にはこの後日にもこのレンズでコスモスを撮りに行きました。
そのときの写真(↑こんなのです)は「10月の京都府立植物園〜コスモス(秋桜)が見頃です〜」という記事にたくさん載せています。
NIKKOR Z 40mm f/2の1stレビュー
以下、NIKKOR Z 40mm f/2を実際に使ってみて「ここが良かったor気になる」点をいくつか挙げてみます。
当たり前だけどよくボケる
まずは(当たり前ですが)よくボケてくれる点。
実際使ってみて、開放F値2+フルサイズ機のパワー(?)はマジですごいな、と(^^
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3では不満を覚えた奈良公園での鹿の写真も、
↓このレンズにかかればこんな感じになりますから。
ピントが合う部分はカリッと。それ以外はふわっと。
そして、日陰の薄暗い状況下でもシャッタースピードはしっかり確保。
そうそう、こういう画が欲しかったんですよ(^^
フィルター径がNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3と同じなのは便利
また、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3とフィルター径が同じ52mmなのも嬉しいです。
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3と同時に買った↓これらのフィルターが40mm f/2でもそのまま使えるのは便利。
どちらも軽いレンズなので、2つ一緒に持っていく機会も増えそう…かな?
レンズフード付属でないのは×
ただ、レンズフードが付いていないのはやっぱりダメですね。
AI AF Nikkor 35mm f/2Dにもレンズフードは付けていなかったので、
最初は要らんかなと思ってたんですが、
夜にブラックミストフィルターを付けて夜景を撮っていたときに周囲の光の反射が写真に写り込むときがあって、
「やっぱこりゃフード要る?」となり…。
というわけで、私は↓こちらのフードを買いました。
ただ、コレを付けてるとフィルターの着脱がし辛い(PLフィルターの場合は特に)のでどーしたもんかな、と…。
このように、レンズフード周りの使い勝手の悪さだけはもう少し何とかならんかったんかな、と思います。
少しボケ味がうるさいときも(AI AF Nikkor 35mm f/2Dを彷彿)
あと、↓こんな感じでたまにボケ味がうるさくなるときがあります。
(ぐるぐるボケが出ている)
でも、ぐるぐるボケってある意味「明るいレンズの勲章」ですし、
この感じってAI AF Nikkor 35mm f/2Dでもあったんですよね。
その生まれ変わりって気がして、個人的にはそれほど気にならないです。
(が、気にする人は気にするのかな?と)
もう少し寄れて欲しい(フルサイズなので仕方なし?)
最後、個人的にはもう少し寄れて欲しいかな(AI AF Nikkor 35mm f/2Dと比べると)とも感じますが、
これは多分、自分がまだフルサイズ機の画角に慣れてないせいだと思います(^^;
(DXフォーマットで撮ると「そこまで寄れるのか!」ってなりそう)
巷のレビューを見ていると、逆に「ここまで寄れるのか!」って声の方が多いですもんね。
NIKKOR Z 40mm f/2購入!のまとめ
以上、NIKKOR Z 40mm f/2を値上げの一報に負けて買ってしまった(でも後悔してないよ)というご報告ついでに、このレンズの印象についていろいろと語ってみました。
コレを買ったことにより、私のレンズラインナップは以下の4つとなりました。
(リンク先はそれぞれのタグページです)
- AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
(焦点距離:20mm/30mm[DX]) - NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
(焦点距離:24mm〜50mm/36mm〜75mm[DX]) - NIKKOR Z 40mm f/2
(焦点距離:40mm/60mm[DX]) -
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
(焦点距離:300mm/450mm[DX])
SラインのZレンズも1本ぐらいは欲しいなと思っているんですが、それは今のZレンズ2本をもう少し使い込んでからにしよう(と言い聞かせ笑)
【追記】このレンズがNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3を手放させました
その後このレンズを使ううちに
「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3、いらないんじゃね?」
となり、手放しました。
所有レンズのラインナップも(Fマウントの超広角レンズ再購入を経て)以下の4本になりました。
- AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
(焦点距離:15mm〜30mm[DX専用]) - AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
(焦点距離:20mm/30mm[DX]) - NIKKOR Z 40mm f/2
(焦点距離:40mm/60mm[DX]) -
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
(焦点距離:300mm/450mm[DX])
この決断に至らせた一番の理由はNIKKOR Z 40mm f/2の存在です。
(それぐらいこのレンズは気に入ったってことで!)
どう気に入ったのかなど、詳しくは以下の記事をご覧ください。
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3を手放しました【理由は単焦点愛】
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