このブログをご覧頂いている皆さんにデジタル一眼レフカメラの素晴らしさを知ってもらいたくて始めた
「デジタル一眼レフカメラの用語解説」シリーズ。
懲りずに第3弾もやっちゃいます(^o^)
「F値」「ISO感度」ときて、3回目の今日紹介する用語は「焦点距離」です。
これも前の2つ同様、撮れる写真に大きな影響を与えるものです。
前の2回の記事はこちらです。
焦点距離=レンズとカメラ本体の間の距離です
「焦点距離」って皆さん何だと思いますか?
多分、「どれだけ遠くのものが撮れるのかを表す目安の数字かなー。」ぐらいのイメージはあるのではないかと思います。
その認識は半分合っています。
私も写真を撮り始めてしばらくの間はそんな認識でした(^^;
でも、正しい定義はというと…今回も我が愛機D500のメーカー・Nikonさんのページから引用してみます!
レンズの焦点距離とは、ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離です。
焦点距離は一般的に28mmや50mm、100mmなどといった数値で表されます。
ズームレンズの場合は、18-55mmというように焦点距離の両端の数字で表します。
途中で「撮像素子」という言葉が出てきましたが、これはカメラ本体(ボディ)の中にある、レンズから入ってきた光を電子信号に変換する部品のことです。
(イメージセンサーとも言います。)
「ピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離」ということは、ざっくり写真で表すと…。
いきなり雑なフリーハンドですいません(笑
この写真の赤で区切っている左右の範囲がおおよその「焦点距離」です。
焦点距離の数字が大きくなればなるほど、ボディとレンズとの間の距離は長くなります。
上の写真は焦点距離24mmのレンズを付けた写真ですが、↓こちらは焦点距離300mmのレンズを付けた写真です。
焦点距離が長くなれば全体の見た目もこーんなに長くなります。
焦点距離が長い=撮れる角度が狭い ∴遠くにあるものが撮れる
焦点距離の長短が写真の何に影響を与えるかといえば、写る被写体の範囲です。
以下の3枚は同じ場所からレンズだけを入れ替えて撮った写真です。
ボディは全て旧愛機である「Nikon D300」。
こんなに違うんですよね。
焦点距離が短い方が被写体が写る範囲(=「画角」と言います)が広くて、長くなればなるほどその範囲は狭くなります。
これらの関係を表す図として、前述のNikonさんのページにもこんな画像が載っています。
昔、理科(でしたっけ?)でよく見た図が挙がっています(^^;
レンズとボディのセンサーとの距離が長ければ長いほど、画角も狭くなる=より遠くのものだけが撮れる、という理屈です!
ここまでのまとめ もう1つ重要な論点がありますが、それは次回に…
このように、同じ場所から撮っても焦点距離によって撮れる写真は大きく変わってきますので、
・風景など、より広い画角の写真が撮りたければ焦点距離が短いレンズを
・競馬など、より遠いところにあるものを撮りたければ焦点距離が長いレンズを
・ポートレイトなど、人物や動物をメインで撮りたければ焦点距離が標準的なレンズを
それぞれ選ぶ必要があります。
自分が撮りたい写真に応じてレンズをいろいろ変えられるのはデジタル一眼レフカメラの大きな魅力の1つです。
撮っているうちに、「この場合はこのレンズ!」という自分なりのパターンが出来上がってきます。
そうなってくると、ますます写真が面白くなっていきますし、撮れる写真にも撮る人の色がだんだんと出てくるようになります。(多分)
そして、より幅広い画角の写真が撮りたくなって、「レンズを買い揃えたい病」も湧いてくるという(^^;
今日のところは以上で終わりますが、次回もまだ焦点距離についての話は続きます。
実は、デジタル一眼レフカメラの焦点距離には2種類あるんです。
次回はその辺りを詳しく紹介しますのでお楽しみに!