イチローが今日一つの大きな節目を超えました!
今日の試合で2安打を放って日米通算での安打数を4,257とし、ピート・ローズが持つメジャーリーグ最多安打記録の4,256安打を抜きました!
1992年7月に平和台球場で放ったライト前ヒットから始まったイチローのヒット・パレード。
日本のプロ野球で1,278、メジャーリーグで2,979、合わせて4,257。
よくぞこれだけ積み上げてきたな、としみじみ思います。
おすすめ記事&ツイート
いろんな記事を見た中で私的に気に入っているものをブックマークついでに貼っておきますね。
選手や同僚のコメントが載っている記事が多いですかね(^^;
2011年10月、年間200安打が初めて途切れた年の秋に行われたピート・ローズのインタビューも今改めて見るととても面白いです。
イチローが大リーグで3000本に到達すると、日米合算で私を抜くことになるが、抜かれるならイチローに抜かれたい。正直に言うと、日本での記録とメジャーでの記録を一緒にすることはできない。それでも、休まず試合に出る野球への真摯(しんし)なイチローの姿は他の選手には見られないことだ。ただ、今季を見る限りでは、あと600本を打ち、メジャー通算3000本に到達する道のりはとても険しいものになるとは思う。
最後に1つ、つけ加えたい。プレーオフに出てワールドシリーズで活躍するイチローの姿を私は心待ちにしている。素晴らしい選手は強いチームにいるべきだ。私はヤンキースやフィリーズのユニホームを着たイチローが見たい。でも、イチローはシアトルに骨をうずめるのだろう。それが現実というものだ。
その翌年本当にヤンキースに移籍することになるんですよね。
そして、厳しいと思われたメジャー通算3,000安打ももう目前。
改めて、よくぞここまで来たもんだと思います。
エイミーさんも喜んでます!
そして、忘れちゃいけないエイミーさんのツイートも!
Ichimeter Update: 44
44=Double to Right Field
21 hits until 3000 MLB
2979 MLB hits
4257 Combined @MLB + @npb— Amy Franz (@ichimeterlady) 2016年6月15日
4257 @MLB + @npb hits #Ichiro pic.twitter.com/iRKXFB4VH0
— Amy Franz (@ichimeterlady) 2016年6月15日
2つ目の写真から密かなる喜びがひしひしと伝わってきます。
素直に喜んでいいんですよ!
ただ、今回の記録の扱いについては特にアメリカで賛否両論が巻き起こっています。
彼が打ち立てたのはあくまでも「日米通算」での記録ですから。
今日の偉業を受けてさっそくこんな記事も挙がっていますし。
私自身も、正直メジャー単独の記録と日米通算の記録を一緒にするのはどうかな?という気持ちはあります。
彼も今日の試合後の会見で
「ここにゴールを設定したことがないので、実はそんなに大きなことという感じは全くしていない」
なんて言っていましたが、でも、彼の↓こういったコメントを見ていると、本音では嬉しいんだろうなぁ、祝って欲しいんだろうなぁ、というのがよくわかります。
「ピート・ローズが喜んでくれれば(自分の気持ちも)全然違う。でもそうではないと聞いていた。だから僕も興味がない」
「チームメートだったり、記録の時はいつもそうですけどファンの方だったりと、ああいう反応をしてもらえるとすっごくうれしかったです」
全然意識してないよ、と口で言っているのも、
「どうせ日本の野球を認めない人が出てくるんだから、それならむしろ放っといてくれよ」
という彼の反骨心の表れだと思います。
日本のプロ野球への敬意も欠かさない
彼は今でも日本のプロ野球に対する敬意を持ち続けています。
2009年にメジャー通算2,000安打を達成した時も
「試合数が少ない日本の方が達成するのは難しい」
と言っていましたし、今回も
「日本だけで4,257安打を打つのが一番難しい」
と言っています。
――日本のファンが自分たちの喜び、誇りになると国中が喜んでいる。こちらでプレーヤーとしてそういうことを与えられたということについては?
「それは嬉しいんですけど、難しいところですねぇ。合わせた記録というところが。だから、いつかアメリカで、ピート・ローズの記録を抜く選手が出てきてほしいし、それはジーターみたいな人格者であることが理想ですし、もっと言えば、日本だけでピート・ローズの記録を抜くことがおそらく一番難しい記録だと思うので、これを誰かにやってほしい。とてつもなく難しいことですけど、それを見てみたいですよねぇ。だから、日米合わせた記録とはいえ、生きている間に見られて、ちょっとうらやましいですね、ピート・ローズのことは。僕も見てみたいです」
実際の会見の映像を見てみたら、
「とてつもなく難しいことですけど」
と言っているときの目力が凄くて痺れました。
そんな心意気を今も持ちながらメジャーで挑み続けてくれているのは、日本の野球ファンとしても本当に誇らしいです。
日本ではみんなメチャクチャ喜んでくれていますよ!
だから安心して、素直に喜んで欲しいです。
名言も出ました
――常々、50歳まで現役したいということもおっしゃっていますが、あと1000いくつというのをアメリカで、というのは?
「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』っていつも笑われてた。だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。そんな時も笑われた。でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」
これぞイチローの心意気。彼らしい発言です。
次なる区切りはメジャー通算3,000安打!
今日の記録はあくまでも通過点。
そして、目の前には次なる通過点も見えてきています。
メジャー通算3,000安打。現在2,979安打なので、あと21本で達成です。
↓この記事でも不安だと書いていましたが、まさかこんなに早く3,000安打達成が見えてくるとは思ってもいませんでした。
過去記事2016年は彼にも注目!いざ、メジャー3000安打へ
今の調子でいけばオールスターブレイクまでには達成できるはず!期待しましょう!!