自分が応援したり深く関わっているモノがうまくいかないとき、あなたならどうしますか?
そして、それが一口馬主の出資馬なら??
期待のローマンネイチャーがまさかの屈腱炎…
先週、期待の一口出資馬・ローマンネイチャー(牡2・父ディープインパクト)に脚元の故障が見つかり、長期休養することになりました。
病名は「右前脚浅屈腱炎」。
屈腱炎は競走馬にとって不治の病とも呼ばれるもので、
休養期間は長期に及び、たとえ完治したとしても競走能力への影響は必至です。
この一報を受けて、私と同じ一口馬主を中心にネット上は阿鼻叫喚が溢れました。
ただねぇ…だからって、牧場やクラブや厩舎を責めるのはどうなのよ?
一口馬主の仲間を作らない理由は「スタンスが違うから」
私は一口馬主をしていますが、「一口馬主で仲のいい人」はいません。
というか、あえて作らないようにしています。
なぜなら、スタンスが違うからです。
私は「応援している厩舎の入厩馬や応援馬の子供に出資する」というスタンスで一口馬主を続けています。
また、長年厩舎や馬の応援を通じて、走らない・故障する馬もたくさん見てきました。
なので、
「順調にいかないのが当たり前」
「1勝するって本当に大変」
という認識を持っています。
でも、一部の一口馬主の人達はそんな基準ではなく、もっとシビアに(=収支目線で)馬を見ています。
自分が出資した金額に対するリターンがどれだけ見込めるか。
なので、馬が負けた・故障したなど、うまくいかないことがあったときも、損得勘定第一でリアクションを取ります。
スタンスが違うので、相容れるわけがないのです。
ピント外れな「叱咤激励」はしたくない
もちろん、ファンだからこそ・応援しているからこそ叱咤激励が必要な場面もあるでしょう。
(一口馬主の場合はその馬の利害関係者でもあるのでなおさら、という気持ちはわかります。)
ただ、その叱咤激励が、それを受ける側(=関係者)にとって
-
「何も知らねぇ奴がピント外れなことを言ってんじゃねーよ」と感じるものでないか
は気にする必要があるんじゃないでしょうか。
我々は「中の人」ではないですし、
どんな過程で故障に至ったのか、その本当のところはわからないわけですから。
自分の気持ちを晴らすための批判はやめよう
「自分や自分の推しがネットで叩かれた時の対処法【心の保ち方】」という別記事では、世の中には
- 「悪い部分を直して欲しい」との気持ちから書く批判
-
あることないこと、単に自分の気持ちを晴らすために書く批判
という2種類の批判が存在する、と書きました。
で、ホント申し訳ないんですけど、netkeiba.comみたいな掲示板とかで陣営批判をしている人って、たいがい後者寄りなんですよね。
(匿名掲示板なのでしょうがないのかもしれませんが…。)
もちろん、私にも嫌いな騎手や嫌いな厩舎は人並みにいます。
普段はここでは書けないことを言ったりもします。
ただ、それをこうした場所(対面ではないネットの世界)に書くことはしません。
だってそれが、ネットの世界であるべきルールだと思うから。
自分が実名だとか匿名だとか、そんなのは一切関係無いです。
相手が生き物である以上、応援していればいいことも悪いこともあります。
それでも、たとえうまくいかなくても、ファンとして(利害関係者の1人としても)そっと見守る存在でありたい。
そして、そんな気持ちが少しでも応援される側に伝わると嬉しいなぁ、と私自身は思っています。
せっかく出資を通じて「縁」ができたわけですから、それを楽しむ余裕は持ち続けたいですね。
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「一部の」と書いたように全員がそうとは言わないですが、そんな人なのか事前にはわかりませんから。
だから(そういう人と遭遇しないために)一口馬主な人たちからはあえて距離を置いています。