7/12(金)に発売即ゲットしたNikon Z6III。
仕事や天気の巡りなどでなかなか使えていませんでしたが、先週末、ようやく競馬場に連れて行くことができました!
先週は土曜の小倉メインにセブンマジシャン、日曜3Rに一口愛馬でもあるレイナドラーダと
2頭の高野厩舎所属馬が出走していたので、これら中心に写真を撮ってきました。
実際に使ってみて思ったんですけど、うーん、Z6III、いいです!
「ミニZ8」なんて言われ方もしていますが、私自身はZ6IIの後継機として正統進化を遂げている、と感じています。
そんな良さが少しでも伝わればということで、
この記事ではいつもどおり、2日間で撮ってきた写真をたくさん紹介していきます。
記事の最後には詳しい1stインプレッションも書いていますので、それも含めてどうぞご覧ください。
写真の無断転載はお控えください。
祝Z6III競馬場デビュー!本番前に場内でいろいろ試し撮り
てなわけで、無事小倉競馬場にやってきました。
↑モニターに青空が写ってますが、天気は移り変わりが激しくてあんまり安定していなかったです。
土曜日はメインレースまで撮る馬がいないので、それまでに練習して新しいカメラの感覚を磨きます。
開催中なんですが、なんとなくまったりした空気が流れていました。
(土曜日で人か少ないせいです。この翌日(中京記念開催日)は凄かったので。)
レース写真も撮ってみました。
が、ISO感度の設定を忘れていたせいでSSが1/320固定になり、ややスローシャッター気味の写りに。
フレーミングも含めて適当に撮りすぎです。
ただ、スローシャッターとか失敗が怖くて推し馬の撮影では絶対に使わないので、ある意味貴重なショット。
カメラを替えると設定が全部ゼロになるので、自分の設定をカメラに落とし込む(=カメラを自分に馴染ませる)までにはしばらく時間がかかりますね。
でもそれも面白いんですけど(^^
土曜11R・セブンマジシャンの写真
そうこうしている間にメインレースのパドックの時間になりました。
パドックにて
午後3時過ぎ、小倉のパドックにお目当てのセブンマジシャンが登場!
彼に会うのは(このブログには載せてないけど)2月に京都で2勝クラスを勝利したとき以来です。
さっそくZ6IIIの性能を試そうと暗躍するミスト(違
空気の流れによってはスッキリ撮れるんですが…。
風がやむと空気が籠ってモヤモヤになります。
それでも、翌日に比べたら全然マシですね。この程度ならノー問題。
って言ってるそばからバシッときたぁー。
シャープに写っていいんじゃないでしょうか!
(そしてカメラにもだんだん慣れてきた)
久々高野先生もいたー。安田翔伍先生と笑顔で会話(^^
あと、右には村山先生も居ますね。(この写真見て気がついた)
いざ本馬場へ。
我らがアツヤ・ニシムラを背に本馬場入場
川田ジョッキーお休み中につき、今回の鞍上は我らがアツヤ。
アツヤ、このチャンスを活かせよ〜!
トンボがたくさん飛んでいる本馬場。
そして気になった職員さんのファン付きジャケット(笑
ファン付き作業着って効果があるのか疑問なんですが(着ることがないのでよくわからない)、JRA支給のジャケットというだけでめっちゃ涼しそうに見える不思議。
そしてレース(結果は…)
そしてレースへ。
アツヤらしく、好スタートから馬を馬群の内にスムーズに導いて先行。
4コーナーですんなり外に出し、あとは先行している馬を交わすだけ!
…だったんですが。
伸びそうで伸びず、結果は1番人気を裏切る5着でした。(くおーらぁ、アツヤぁ)
日曜3R・レイナドラーダの写真
気を取り直して翌日の日曜日。
この日はメインレースが中京記念(G3)で、朝から競馬場にも多くの人が。
が、ワタクシの興味は3Rのみ(笑
一口出資馬でもあるレイナドラーダさんです。
彼女に会うのは(このブログには(以下略))先月京都で走った前走以来。
デビュー3走目で上積みも見込めるここは初勝利の期待がかかります。
パドックにて
…とか言ってたら、パドック開始の直前にスコールのような激しい雨が降り出しました。
ミストももちろん焚かれていて、雨とミストでパドックはもはや真っ白。
…なんですが、それでもピントはバッチリ!
これ完璧すぎませんか(^^
パドックに馬が入ってくる直前に突然降り出したので、カバーもかけられず鞍やゼッケンも濡れてしまっています。
パドックはかなり薄暗い状態ですが、それでもピントがビシビシ合うんですよねー。
ただ、空気が澱んでいるせいでミストが容赦無く写り込んでくるようになり…。
これ以上は無理、というわけでここでの撮影はこれで終了。
それでも、ミストにピントを持っていかれることがひたすら無いのは凄くないですか?
(まぁこれはZ6IIもそうだったので、「Z6IIIさすが!」というわけではたぶんないですけど)
シルクの米本代表来てるやん。
そっか、わざわざレイナドラーダのために小倉まで(たぶん違う
あの奥の小牧加矢太ジョッキー似の人(笑)は…ノーザンFしがらきの場長かな??
そっか、わざわざレイナドラーダのために小倉まで()
停止命令がかかりました。
なでなでおじさん登場ー!…と思ったけどここからじゃあその瞬間は撮れず(泣
笑顔(^^
いざ本馬場へ。
我らがアツヤ・ニシムラを背に本馬場入場
このレースも鞍上は我らがアツヤです。
昨日の借りを一緒に返そうぞアツヤ!
雨はすっかり上がりました。
レイナちゃんのパドックのときだけ豪雨やったんかおい!
そしてレース(結果は…)
スタート前の輪乗りにて。なんだか不敵な笑顔を見せているアツヤ。
鞍上アツヤの特性を活かすには絶好の2番枠。
前回スタートで後手を踏んだので、今回こそ五分に出てその特性を活かしたいところですが…。
あぁ、今回も出が遅いorz
砂を被って後方からの追走を強いられます。
必死に追い上げるも、依然先頭(右端に写っている馬)からは離れた中団。ここからさらに追い上げられるか。
結果は前走より1つ着順を落として7着でした。
残された時間を考えると、せめて優先出走権が得られる5着には入って欲しかった…。
アツヤに期待した2日間でしたが、残念ながらその姿をウィナで撮ることは叶わず。
彼女は次がたぶんラストチャンス。
次こそはこのコンビで初勝利を!!
Nikon Z6IIIで初競馬撮影を終えて感じたZ6IIとの違い
てなわけで、先週撮ってきた競馬の写真をたくさん紹介してみました。
このあとは競馬場の外で風景写真もいろいろ撮っていますが、まぁそれらの作例はインスタでご確認いただくとして(^^;
とりあえず、実際ガッツリ使ってみて感じた「Z6IIとの違い」を挙げてみると、
- 意外とデカいし重い
いざ持ってみるとZ6IIよりも幅が大きく、かつ、ズシっとくる。+55gというスペック以上のサイズの増加を感じます。
- 連写が軽快!シャッター音も軽やかでいい!
でも動かしてみると軽快なんですよね。
- 写りがシャープ
特に、遠くにいる馬を撮ったときにそれを感じる。
(Z6IIはなんだかぼやっとした写りになったけどそれが無い)
- ファインダーの見え方がやばい
みんな言ってるけどなんと言ってもコレ。ヤバいですマジで(語彙力
- 水準器がZ9、Z8と同じものになったのはGood
Z6IIの水準器はダサかったので、これだけでカメラのグレードが上がった気がします(^^
- メモリーカードカバーが固くてGood
ウチのZ6IIはコレが外れやすくて困ってたんですが、Z6IIIはカチッとはまってくれてます。(個体差があるかも)
といったあたりでしょうか。
物理的には重くなってるけど使用感は明らかに軽快で、特にファインダーがいい!
そんな印象です。
Z6IIはターゲット追尾AFで撮ってたけどZ6IIIはそれは動画にしか搭載されていないので
今回初めて3D-トラッキングで撮ってみましたが、これも全く問題ないのは撮れた写真を見ていただければ一目瞭然。
中でも、以下の2枚は高いAF性能が表れた写真では?と感じます。
1枚目は外の馬にほぼ被された状態でもトラッキングしているセブンマジシャンの顔に(若干ブレてるけど)ピントを合わせ続けてくれているし、
2枚目は雨が降りミストが舞う薄暗いパドックでもレイナドラーダの目をしっかりトラッキングし続けている。
これだけ写れば充分でしょう(^^
てか、Z6IIもコレぐらいは普通に写ってましたからね。
私は常々言ってますが、巷のニコンユーザーが発する「ニコンのミラーレス機のAF性能は悪い」という評判は写真下手によるただの言い訳だと思っています。(少なくとも競馬撮りにおいては。)
EXPEED 7を積んだZ6IIIも当然の如く高いレベルに達してくれているようで安心しました。
冒頭でも書いたように、元Z6II使いとしては(EXPEED 7の先輩機種・Z9やZ8からの繋がりよりも)Z6IIからの正統進化を感じますし、
いいカメラを出してくれて、ニコンさん本当にありがとうございます、と感謝申し上げたいです(笑
今後は新たな愛機・Z6IIIとともに競馬場でたくさん写真を撮っていきますので、どうぞお楽しみに!
このブログでは「Nikon Z6IIIで競馬撮影」タグで随時更新していきますが、
たぶんインスタの方が更新までの時間は短く、かつ、頻度も高くなると思います(^^;
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