夏の小倉競馬が絶賛開催中だった先月末(2022年8月)。
ひと月前に出走した一口愛馬・カラレーションが再び走るってことで、
新しい愛機・Nikon Z 6IIを連れて再び小倉競馬場に行ってきました。
数週間前に買ったばかりのNikon Z 6IIにとってはこれが記念すべき競馬場デビューです!
「競馬撮影用のカメラとして(前の愛機)D500に匹敵する連写性能を」
という基準で選んだ新たな愛機。
その期待に応えてくれるのか…。
楽しみなような不安なような変な気持ちで向かいましたが、
撮れた写真(↓この記事に載せているあれこれ)を見る限りではまずはひと安心かな、と(^^
この記事では、そんな写真の数々をこの日出走した2頭の応援馬の結果とともにふんだんに(その数60枚以上!)紹介します。
この記事の目次
ハギノロックオン@7R3歳未勝利
まず紹介するのはこの日の7Rに出走していたハギノロックオン。
応援している高野友和厩舎の所属馬です。
出走レースはダート1700mの3歳未勝利戦、鞍上は西村淳也騎手。
翌週で3歳未勝利戦が終わってしまうことを考えると、ここはラストチャンスと言うべき一戦でした。
パドックにて
Z6IIで撮る初めてのパドック。
「AF性能があまり良くない」という巷の噂を目にしていただけに、どんな感じなのかと思っていましたが…。
順光で白黒ハッキリした顔立ちという恵まれた条件下とはいえ、ええやんええやん!
ピントの合う部分はカリッと。でもそれ以外はふわっと。
同じレンズ(新サンヨン)なのにD500では無かったボケ味も出ていて、さすがはフルサイズ機と思わせてくれる。
DX機(D500)からフルサイズ機(Z6II)になって、
レンズの実質的な焦点距離も450mm→300mmに変わりましたが(上の写真はいずれもFXフォーマットのまま撮影)、
小倉のパドックは馬との距離が近いので、FXフォーマットでも十分足りますね!
レースにて(3番人気で見事優勝!)
そしてレース。
走るのはダートコースでスタンドから距離があるので、以下はDXフォーマットに切り替えて撮っています。
10番枠から好スタートを切り…。
促しながら好位を確保しにいく鞍上。(ナイス判断!)
2番手で最終コーナーを回る(↓ターフビジョンを撮ってます)
逃げ馬に一瞬突き放されるも…。
ここから鞍上のアクションに応えて必死に追い上げる!!
…差した?差したよね??
まさかの勝利!!もっとゴール板に近いところで撮ればよかった(笑
レース後(アツヤ・ニシムラによる不敵パフォーマンス)
2着馬の鞍上(小牧太騎手)と話しながら帰ってきた殊勲の鞍上・アツヤ・ニシムラ。(←なんだか乗れる外国人騎手みたい笑)
なんかニタニタしてる。
ん?左手上げた?と思ったら…。
「やったぜ!」と大アピール。
こいつ不敵すぎる(笑
いやー、でもこれがラストチャンスでしたからね。
好騎乗もあっての結果なんで。気持ちはわかるわ(^^
馬の方も心なしか誇らしげです。
よく頑張ったぞー!
まさかここで口取りが見れるとは!
カメラの初撮りレースが勝利なのも縁起がいい!ありがとうございます!
カラレーション@10RRKB賞
そしてお次は10R・RKB賞に出走したカラレーション。
冒頭でも紹介したように一口馬主出資馬の1頭で、
ここは1ヶ月前の牝馬限定戦以来の出走でした。
そのときの記事16年ぶりに小倉競馬場に行ってきた【カラレーション&ネアセリーニ】
そのひと月前のレースは3番人気に推されたものの9着と惨敗。
ただ、そのときは敗因がハッキリしていた(レース前の入れ込みがきつかった)ので、
今回牡馬混合に変わるものの、
- ハンデ戦で斤量は3kg減るし
- 1枠1番だし
-
さっき好騎乗を見せてくれたアツヤ・ニシムラが乗るし
で自分的には結構期待していました。
パドックにて
馬体重420kg(前走比マイナス2kg)と小さい馬ですが、それを感じさせないボリュームがあってなんだかいい。
あーもー、ミストがジャマやねーん。
ミストで煙ってるわ、日陰だわ、それなのに背後は明るいわで、
まるでZ6IIのオートフォーカスを試すかのようなシチュエーション(笑
にも関わらず、ミストの先にある彼女の顔にピッタリとピントを合わせてくれています。
もちろん百発百中なわけではないけれど、これだけ撮れてくれれば十分でしょう(^^
1番枠なので、「とまーれー」の合図に備えて撮る場所を移動。
「ここからじゃちょっと遠いな」と思ってここでDXフォーマットに切り替えた瞬間「とまーれー」の合図が。
そして、自分の想定よりもかなり手前に停まったカラレーション!
「ドアップ過ぎる〜!」ってのは撮っていてもわかったんですが、
ここでFXフォーマットに切り替えていたらシャッターチャンスを逃してしまうのでDXのままで撮ることに(^^;
まだZ6IIを使いこなせていないデメリットがここで出ちゃいましたね(要反省)
この時点で「前走のようなことはないな」という確信がありました(^^
本馬場入場・返し馬にて
落ち着きがあっていい感じなのは本馬場入場でも同じでした。
先ほどハギノロックオンを勝ちに導いてくれたアツヤ・ニシムラを背に入場。
力むことなく、いい感じの返し馬です。
レースにて(9番人気で2着に好走!)
そしてレース。
最内の1番枠から好スタートを切り…、
すかさず馬をインピッタリで先行させるアツヤ・ニシムラ(^^
最内枠を活かしたいい位置取りのまま4コーナーへ。
前走はここから失速したけど…。
前を行く馬がヨレて外に振られる不利を受けながらも、今日はここで失速しない!!!
逃げ馬を交わし、外の馬との叩き合いに!!!
交わせそうで交わせず、結局2着でゴール…。
ただ。惜しかったけどよく頑張ったよー!!
レース後(アツヤ・ニシムラによる歌舞伎パフォーマンス)
レースを終えて帰ってきたカラレーション。
てか、他の馬と↓これだけの体格差があって互角に頑張ってるって、ホント凄くないっすか??
悔しそうな表情で(たぶん)引き上げてくるアツヤ・ニシムラ。
「あーもー!」
「あとほんのちょっとでしたよ!」
「もー」
「悔しいっ!」(と膝を叩く)
と簡単にアフレコをつけられるぐらいわかりやすいリアクション…って、お前は歌舞伎役者か(笑
でも、こうしてわかりやすく気持ちを出してくれるジョッキーは見ていて気持ちがいい。
腕も冴えてたし、この日だけで自分の中での「アツヤ・ニシムラ評」が一気に上がりましたよ。
そして、前走とは一変したレースを見せてくれたカラレーション。
前走比斤量3kg減+最内枠と条件が向いたのも確かですが、
このクラスでもやれることを示してくれたのは大きい!
レース前の入れ込みなどで体力のムダな消耗がなければ今後も好走が期待できそうです。
次は来月の阪神開催を予定とのことで、出てきたらまた応援に行かなきゃなぁ。
Nikon Z 6IIで初めての競馬撮影!のまとめ
以上、この記事では「Nikon Z 6IIで初めての競馬撮影!」と題して、
先月行ってきた小倉競馬での応援馬の写真をふんだんに紹介してみました。
この日はカメラの設定(特にAFエリアモード)をあれこれ変えながら撮ってたんですが、
どれがいちばん精度が高いのか(ピントを合わせてくれるのか)は結局わからず終いで(笑
D500時代はひたすらダイナミックAFで撮ってましたが、
Z6IIにはターゲット追尾AF、動物AFなんてのもある。
ここでの「動物」は犬猫を想定しているみたいですが、これは馬でも働くんですかね?
などなど、これを撮ってきたあとも、
いろいろ試しながら↓失敗もしながら、Z6IIで競馬を撮るための最適な設定を現在探っています。
関連記事サイレント撮影(電子シャッター)のデメリット。斜めに写るので流し撮りにはNG
Nikon Z 6IIで撮った競馬の写真は以下のページに順次アップしていきますので乞うご期待!
Nikon Z 6IIで競馬撮影 ブログ記事一覧
【関連記事】
- 現在はZ 6IIの後継機・Z6IIIに乗り換えています。こちらもいいですよー。
Nikon Z6IIIで初競馬撮影!期待通りの性能でZ6IIからの正統進化を実感 - Nikon Z 6IIの写真のあれこれは以下のページにて。
Nikon Z 6IIで撮る ブログ記事一覧 - Nikon Z 6IIで初めてのミラーレス。買ってよかった&微妙な点をまとめてみた
- 新装京都競馬場のプレオープンに行ってきた【写真大量レポ】