明日(2024/5/5)、東京競馬場で行われるNHKマイルC(G1)に我らが高野厩舎3歳世代のエース・ジャンタルマンタルが出走します。
中山芝2000mのレコードタイムを更新して3着と激走した前走の皐月賞から中2週。
疲労を考慮すると決して簡単なミッションではないですが、
2023年度JRA賞受賞馬(最優秀2歳牡馬)の誇りとして、暮れの朝日杯FSと同じマイル戦となるこのレースは是非とも勝ちたいところ。
高野先生も自信を秘めた語り口↓に見えます。
GW中ということで(2006年のトラウマ(後述)もあり)今回は競馬場には行きませんが、
まぁ、朝日杯も観に行かなかったら勝ったので(^^
今回も、行かなかったことを後悔させる走りを見せて欲しいです。
この記事では、そんなジャンタルを応援すべく、
撮ってはいたものの更新をサボっていたのでなかなかこのブログに載せられなかったジャンタルの過去3戦(デイリー杯2歳S、共同通信杯、皐月賞)の写真をドドンと紹介します!
写真の無断転載はお控えください
デイリー杯2歳S(2023年11月11日)の写真
まずは去年11月のデイリー杯2歳S(G2)の写真です。
デビュー2戦目となったここは結果はもちろん1着。新馬戦に続き2戦2勝とした1戦でした。
初めて見るジャンタルマンタル。
人間のような(?)白目が特徴的な子です。そして、レースでもメンコ着用(+これが似合っている)。
あ、睨まれた笑
父Palace Malice(パレスマリス)はこの時点では日本への導入決定前。
外国馬の産駒だという目で見るからか、なかなか特徴的な見た目の子だ…(と思った
なんか体のボリュームがすげぇ!笑
面白いぐらいにかわいい写真が撮れます。
停止命令がかかって、さぁなでn…高野先生が来たよ!
なでなできたー!…も、その角度では撮れない…泣
と思ったらバッチリゲットー(^^
鞍上は前走同様鮫島克駿騎手です。
いざ本馬場へ。
こうして見ると体のボリュームが凄い。(というか、今見ると太い)
馬体重はのちの皐月賞と同じ490kgだったんですが…。
この見た目だし、血統的にも「ここが試金石(芝の重賞で通用するのか?)」といった心配はありましたね。
が、レースの方はそんな心配をよそに大楽勝!
実際のレース映像は↓こちら。
内枠を活かした鮫駿ジョッキーの好騎乗も光ったけど、何よりも馬が強い!!!
と思いました、正直(^^
ひと仕事を果たして満足気な表情で帰ってきた人馬に秋の日差しが降り注ぐ。
馬を労う鮫駿ジョッキー。
からのー、みんなで口取り!
↑この写真の焦点距離は185mm。ズームレンズに替えたメリットを発揮してる(^^
撮影が終わって、ふと馬に眼を向ける鮫駿ジョッキー。
と思ったら、ここで高野先生ばりのなでなでタイムがスタート!笑
(馬も気持ち良さげだにゃー)
本家のおじさん(違)も羨ましそう(^^
入念に、入念に、あざといぐらいに(笑)なでなで。
やっと終わりました笑
落ち着いた表情の高野先生。
そして、満足気な表情の鮫駿ジョッキー。
この一連の様子を見ていただけに、後日発表された乗り替わりには驚きましたが…。
鮫駿ジョッキー、これに懲りず、引き続き厩舎の馬でもよろしくお願いしますm(_ _)m
その後彼は新コンビの川田ジョッキーと共に朝日杯FS(G1)を勝ち、見事にJRA賞(最優秀2歳牡馬)を受賞。
(ちなみに私は風邪をひいて家で観戦(←これも良かったっぽい))
世代の王者となった彼の注目の3歳初戦は2/11の共同通信杯(G3)となりました。
共同通信杯(2024年2月11日)の写真
2/11といえば私の仕事的には超繁忙期ですが、気分転換も兼ねて行ってきました!
前走見に行けなかった分もあるしね〜。
今回は
- 過去3走はいずれも内枠で、特にここ2走はそれを活かした騎乗も大きかった。
少頭数とはいえ初めての外枠がどうか
- デビュー戦以来久々の1800mがどうか
-
初めての東京コースがどうか
など、先のG1レースを見据えて「試走」といえる状況があった一方、
斤量が今年から馬齢戦で、他馬と同じ57kgで走れるのはプラス。
昔同じ立場で出走したフサイチリシャールはプラス1kgでしたし。
(まぁ、そのときは同じプラス1kg馬に負けたんですが(^^;)
というわけでこの日の写真。
私自身、東京競馬場は2022年5月・レイパパレが出走したヴィクトリアマイル以来。
つまり、レンズを70-200mm f/2.8 Sに替えてからは初めてです。
この写りは斬新!
はいイイ写真〜。この時点で今日のノルマ達成〜笑
この日はずっと2人引き。
ひたすらいろんな写真を載せていきますね〜。
「もっと枚数絞れよ」と言われそうですが、どれもそれぞれの表情があってこれ以上絞れないんですよぉ…。
あと、「絞れない(って違う方)」関連でいうと、デイリー杯のときに思った「馬体モリッ!」感はこの時点でほぼ無いですよね。
馬体重は変わらないのに見た目が全然違う。
停止命令がかかりました。
カメラ目線いただき!
なでn…高野先生の登場を待つスタッフさんのもとに
先生が登場(^^
いざ本馬場へ。
皆さんイイ笑顔!
薄日がさしてきて、まるで後光が差してるよう。
うーん、カンペキ(^^
馬装を直しながら本馬場へ。
ユウガ・カワダを背に軽やかに返し馬。
再び厚い雲が上空を覆い、ゴール板には照明が。
そしてレース。
1000m通過が1分2秒6というドスローの中、道中は折り合い重視で4〜5番手を追走。
直線は外に出して、坂上から満を持しての追い出し。
そのまま差し切るかに思えましたが…。
前にいた馬に同じ脚(上がり3F32秒6)を使われてしまい、結果は届かずの2着。
実際のレース映像は↓こちら。
勝ち時計1分48秒0でレースの上がり3Fが33秒1の流れを折り合い重視で進めていたら、負けても仕方なし、ですよね。
(むしろ、これだけの脚を使えるということがわかったことが収穫)
馬には適正外と思える流れで、それでも2着。
馬自身の力は示してくれたし、これはしゃーないっす。
試走としてはOK。あとは本番まで無事に行ってくれれば(^^
皐月賞(2024年4月14日)の写真
そして迎えた前走の皐月賞(G1)。
この4日前、去年ナミュールを勝たせてくれた藤岡康太騎手が落馬事故で逝去。
半旗が掲げられる場内です。
正面入場口付近には献花台と記帳台が設けられ、たくさんの方がそこで気持ちを伝えていました。
4コーナー。この日はここで撮ろうと思っていたので下見に。
全国的に開花が遅れたおかげか4コーナーの桜はまだまだ見頃でした。
桜をバックに撮ったら映えそうですね。
皐月賞仕様のゴール板。
正直あまり良い配色ではない。(どうせやるならもっと濃い色にできんか??)
パドックにて
この日は(私自身)当日輸送で臨んだんですが、前日の夜に弓削の旅行記動画を収録した影響でほとんど寝られず、超寝不足でこの時点で既に疲労困憊(^^;
「パドックはガッツリ前に陣取って〜」という気力もなかったので、最初は離れた場所からAPS-Cクロップ(換算420mm)にて。
ただ、撮っているうちにスイッチが入ってきてだんだん前へ。
ここからはフルサイズフォーマットでの撮影です。やはりボケ方が違う。
日陰と日向が混在する難しい場所からの撮影ですが…うん、カメラ&レンズは頑張ってる(^^
つーか、今回も総統が怖いのですよ笑
去年のマイルCSのときはノーザンの総統のお相手をし、そして今回は社台の総統。
もし期待を裏切る結果となったら…と思うと、先生もつくづく大変だな、と(^^;
(でも、それだけG1に有力馬を出してるってことなので、調教師としては冥利に尽きるのかもですね)
「ほら、あいつまた撮りにきてるよ。ストーカーやな」
と思われている気がせんでもない…。
それでもひたすらシャッターを切る。
この瞬間は今しかないのだから。
そんな最中も関係者の皆さまは怖い怖い記念撮影笑
一方のジャンタルは今回も変わらず落ち着いた雰囲気で周回。
気合いゼロで臨んだパドックでしたが意外と撮れ高良く収まってくれました(^^
撮ってる最中に思い出したのですが、皐月賞で馬番8って、2017年のファンディーナ(このときも観にいきました)と同じなんですよね。
あのときの無念を今回は晴らして欲しい。
えらい遠い場所で停止命令がかかりましたよ(想定外
手前に戸崎ジョッキーと友道先生がうっすら写っているのがその後の展開を思わせるようで…。
川田ジョッキーが騎乗。
「そっか、今日は染め分け帽か」とこのとき初めて知る。
川田ジョッキーを乗せて最後の周回。
たまたま撮れたアッカンベ
いざ本馬場へ。
川田ジョッキー、よろしくおねがいします!
(そして何よりもまずは無事に。)
4コーナー・スタート前の輪乗りまで
各々返し馬を終え、スタート地点である4コーナーに集まってきます。
桜目当てで撮った写真に偶然勝ち馬が写っていた…。やはり…。
発走5分前となり、いよいよスタート地点へ。
最前列に陣取ったわけではないのにこの距離感!
中山の芝2000mスタートもいいですね。知らなかった。
ただ、人影はどうしても入ります。(これはもうしゃーないと割り切り)
縦で撮るとちょっと遠いのも想定内。
今日はこれ(桜バック)が撮りたいので、たぶんこれぐらいの距離感がちょうどいい。
馬体検査→競走除外馬が出た影響で発走時刻が5分ほど遅れましたが、いよいよです。
悠然とゲートイン。
レース写真も4コーナーで桜をバックに
レースは好スタートから一瞬逃げるのか?と思わせるような先行策で3〜4番手を確保。
ジャスティンミラノとは前走と真逆の位置関係で進めます。
1000m通過が57秒5。
前走より5秒も早い超ハイペースの流れを3番手で受けて、いよいよ4コーナーへ。
「ジャスティンミラノを負かすならこの競馬」
「後ろからなんでも来い!」
という感じで早目に抜け出して直線半ばでは完全に後続を突き放すも、
最後、坂を登り切ったあたりから足がバッタリと止まり、結果は惜しくも3着…。
でも、王者としてあるべき姿は示してくれました。
前走は後ろから行って差せず、そして今回は前受けして差される。
勝った馬が強かったということでしょう。敗れて悔いなし。
ちなみに、縦で撮った画像をさらに横にトリミングしたら↓こーんな感じになります。
個人的にこのアングルが一番ハマりが良かったので、
「人影を避けるためにもう少し欲張って撮ればよかったかなぁ」とちょい反省。
でも、ガッツリでない割には総じていい写真が撮れました(^^
【まとめ】2006年ロジックのトラウマを消したい!頑張れジャンタル
てなわけで、ここまで総勢113枚に及ぶジャンタルの過去写真を紹介してみました。
明日は天気も良さそうなのでGWでなければ現地に行きたいのですが、
まぁ、人も多いでしょうし来週(ヴィクトリアマイル)行く予定なので、今週は休憩ってことで。
あと、今回は「2歳王者として皐月賞から転戦して臨むNHKマイルC」ということで、
個人的にはどうしても2006年ロジックのトラウマが消えないのです。
2006年のNHK杯マイル(←松国先生的言い方笑)には松国厩舎のフサイチリシャールが出走。
当然の如く1番人気に支持されたものの、結果は6着敗退。
雨の中、GWの人混みにまみれながら現地で応援したものの、そこで聞かされた
「ろじっくご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜るいん!!」
のラジオNIKKEI小林雅巳アナの声(+ガッツポーズする武豊の姿)が頭から離れないのです(^^;
奇しくも今回のジャンタルもあのときのリシャールと同じ8枠。
これ、もし明日自分が観に行ったら絶対今回も内しか伸びない特殊な馬場になって負けるって。
というわけで、今回は縁起を担いで自宅から見守ります。
勝って現地に行かなかったことを後悔させてくれ、ジャンタル!
【2024年5月5日追記】祝・NHKマイルC優勝!!
などと言いながら行われた本日のNHKマイルC。
ジャンタルマンタル、完勝でした!!
関東圏のマスコミを中心に「中2週の反動が…」と騒ぎまくる中での快勝劇。
勝ったけど後悔は全然しなかったです。あー気持ちよかった(^^
欲を言えば、2着馬が直線でスムーズさを欠いていたので、それがない状態での勝負が見たかったですが。
(それでも絶対に負けてないので。)
ルメール騎手に外に出すことを諦めさせた、直線抜け出すまでの川田ジョッキーの絶妙な進路取りも光りましたよね。
そして、目を(耳を?)引いたのが川田ジョッキーのレース後のコメント↓です。
- この馬が1600mで走ることについては絶大なる自信を持っている
- 同世代であれば普通に走りさえすれば負けることはないと思っていた
- 「負けることはない」と思いながら道中乗れるぐらい素晴らしい雰囲気でしたので、あとはもう、無理しない程度に。とはいえG1なので(以下略
- これからよりこのマイルという距離で、この馬が日本で一番強いんだというレベルまで行ければいいなと思っている
自信満々が過ぎる(^^
「なんでこの馬が2番人気やねん?」という気持ちも間違いなく入ってそう。
このあとは休養に入るようですが、秋以降のジャンタルの活躍もとても楽しみですね!
そして来週はナミュール&スタニングローズ2頭出し再び!のヴィクトリアマイル(G1)。
上で書いたように、私も現地まで応援に行く予定です。
これらのドラマ達成がかかるヴィクトリアマイル。
ジャンタルが今週勝ってくれたことで、来週がより楽しみになりました!
土曜日には京都で一口愛馬インファイターも出走予定だし、早く来週末にな〜れ。
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